12.WACKが示すもの

 今回はWACKの方針が今後のアイドル界にどのようなシステムを提示しているのかということについて話していこうと思います。

 

 

  前回の話では、WACK

 

アイドルに対してアーティスティックな感覚を要求すること

で、ライブでの表現や、振り付け作詞などを通して、アイドル自身の気持ちが前面に出やすいこと、そしてそのパフォーマンスは、命を削っているような儚さと迫力を持ち合わせた、魅力あるものになるということをポイントにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 そしてそれは、

アイナ・ジ・エンドさんがEMPiREの振り付けを担当していたり、ソロプロジェクトによりメンバーがより個性を出して表現したい欲求を産ませたりすることもしながら、モモコグミカンパニーさんのように言葉を一つ一つ紡いだ文学的視点を発揮させることにも貢献しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 そして私は、このアイドルにアーティスティックな視点を持ち込み、それを事務所単位で行うことについては、これからのアイドル界において目指すべき循環をもたらすヒントになるのではないかとも考えるのです。

 

 

 

 

 

 

 では、それはどういうことなのか。

 

 

 

 

 

 例えばこの先、WACKのアイドルが世代交代をしていくことがあったとしましょう。多くの事務所は世代交代や、後輩グループの育成という点で現在かなり苦労していると思いますし、将来的にもなかなか難しいと感じます。

 

 

 

ですがWACKは今のシステムを継続していくことで、次世代のアイドルの育成のために、以前のアイドルがアイドルという肩書きを下ろして活躍できる場所を提供することができる可能性を示しているのです。

 

 

 

 

 現在でも振り付けを担当するメンバーや歌詞を書けるメンバーがWACKには他の事務所よりも圧倒的にいます。

 その武器は、次世代育成という時に、自分の事務所の後輩に対して歌詞を提供、振り付けの指導など、その先の道を提示することができ、それは次世代へと繋がるという循環自体を

事務所の中で行うことができるのです。

 この事務所の中でというところにWACKの、すごさを感じます。他の組織に頼る事なく、地産地消による育成が成り立つのはWACKが行う活動ならではです。だからこそアイドルを単体で売り出すのではなく、WACKとして売り出している事で、ファンに対してアーティスト単体ではなく事務所自体を好きになってもらう活動も活発に行なっているのではなど考えていくと、この事務所はどこまで考えているのだと怖くなりますね。笑

 

 

 

 

 

 

 

 つまり、そのアイドルが引退という状況になったとしても、必ずアイドルから離れて自立しなければならないというアイドル界の現代の問題を解決する糸口になるというわけです。

 

 

 

 さらにファン心理としては、応援していたメンバーが、アイドルとして活動していなくても、アーティストとして、作詞や作曲、振り付けを過去のメンバーが担当することで、現代で言うとこのエモい感覚を引き起こし、さらにそれをきっかけにして新たなグループを見てみようかなという気持ちも引き起こされます。

 

 

 

 

 

 もちろん全てのアイドルがこの方式を採用しようと思ってもそれは不可能でしょう。それを可能にしているのは

 

 

 

渡辺淳之介氏の

先見の目の力であり、

WACKに所属する

メンバーたちが強い芯を持っているからこそ成り立つのです。

 

 

 

 しかし、今WACKはアイドル事務所というよりも私は

 

 

 

 

アイドルとしてのクオリティをさらに高める為、またアイドル界の1つの未来の形を示すことになる、アーティスト感覚を養成することにおいて、大きな事を成し遂げている

 

 

 

と感じています。