6.現代アイドルについてと、新たなアイドル像(1)

 ・はじめに

f:id:tomo00blog:20181031212303j:image

 

 

 

 


 これから数回は、現在のアイドルにおいて、どのような売り方が成功しているのかというのを、私が好きなアイドルを主にしながら書いていこうと思います。

 とは言いつつも、なぜそのようなことを分析しようと思ったのかを説明していくために、まずは、これまでのアイドルの特徴と、それが現代において抱えている問題点を私なりに分析したことを書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 


 ・これまでのアイドル

 


 まず、これまでのアイドルというジャンルはどのようなものであったのか私なりに考えてみました。

 

 

 

 


 これまで、アイドルはアイドルというものそれのみとして消費されてきました。

  

 例えば、そのアイドルはアイドルとして活躍したのち、ある程度の年齢になれば卒業する。そしてその後、「元アイドル」という形で女優やモデル、歌手などに進路を進んでいきます。このアイドルという「状態」は、25歳近辺に差し掛かると、オタク達も心の何処かで覚悟をしはじめ、さらに本人はその気があるないに関わらず、社会的には、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの子まだアイドルなんかやっているの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 という無情な世間の目が離れなくなっていきます。そうなると、残された道はアイドルではないものにならなければならない、つまり、急に見放されるのです。

 


 卒業に向けて準備をしているメンバーなどであればよいでしょう。また、AKBのような入れ替わりももちろん良いと思います。しかし、人数が少ないアイドルほど、ある程度の年齢になると解散卒業の2文字が少なからず話題に上がり、事実今年に入ってからアイドル戦国時代を生き抜いてきたアイドル達が続々と解散してしまっています。

 

 

 

 また、現代アイドルはオタクというものからは切っても切り離すことはできません。そもそも現代のアイドルは昭和にあったアイドル像アキバカルチャーにおけるアイドル像などがミックスされたものであるために、歌謡曲時代にあった一般性を、確立させるのは本当にごく一部で、なかなか困難であると思っているのです。それだけでなくオタクというイメージは宮崎勤元死刑囚の一件から、アニメやアイドルという言葉やそれだけで、周りからは、あ、あいつはアイドルを応援しているんだという無言のオーラがより表立って応援しづらくなっている(アキバカルチャー自体アンダーグラウンドなものであるのでそれでよいとする考え方ももちろんありますが、社会でのなんとなくでの悪いイメージというのは気にする気にしない関係なくそこにはあると思います)と考えていますが、これについては、近年では女性のオタクや、ライトなファンなども増えてきていると思います。しかしながらオタクファンの両立に苦しむアイドル(の方向性)は多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 


・現代アイドルの抱える問題と見えてきた道

 


 このように、これまでのアイドルは

・「卒業」または「解散」が前提であること。

・アイドルはアイドルの枠から出にくいこと。

・アイドルに必ずつくオタクそのもののイメージ。

・オタク層とファン層の厚い壁。

 


 これらが現代アイドルに潜む問題点ではないでしょうか。

  アイドル戦国時代と言われていた時代から数年が過ぎ、多くのアイドルはこの課題に直面し、現在はごく僅かの勝者が勝ち残り、中間層を支えるアイドル達がいなくなるという空洞化が起きてしまっているために、飽和化のみが起きている状態が私はアイドル界の今だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 


 しかしその中でも、確実に足を地につけ、波に流されずに、むしろ勢いを伸ばしているのはディアステや、特にWACKなのです。

 

 

 

 この2組は、現代アイドルにおける新たな生き方を示しながら、新たなアイドル像を構築しつつあると私は考えます。

 

 

 

 


 次回からはいくつかに分け、「今」におけるアイドルというコンテンツの売り方を書いていきます。